一般財団法人日本中国語検定協会が主催する、中国語検定試験。
日本における中国語の検定試験では、HSKと並ぶ二大検定です。
この記事では、「趣味で中国語を勉強している人」に向けて、「中国語検定を何級から受ければいいのか」について解説します。
結論から言うと、3級からがオススメ。
「4級からがオススメ」と言っている方もいますが、当サイトでは3級からを勧めます。
理由は記事内で。
中国語検定の各級のレベル
まずは4級~2級のレベルを見てみましょう。
4級 | 一般大学の第二外国語における第一年度履修程度 常用語500~1,000 |
3級 | 一般大学の第二外国語における第二年度履修程度 常用語1,000~2,000 |
2級 | やや高度な中国語の文章を読み,3級程度の文章を書くことができること。 日常的な話題での会話が行えること。 500字程度の中国語の文章の部分訳、30字程度の単文の中国語訳。 |
これを見ると、2級が意外と簡単そうに見えますが、2級は留学が必要なレベルです。
「台湾のバラエティ番組を見て、7割~8割分かる」レベルなら、2級を受けてもいいでしょう。
そのレベルではない人は、受ける必要はありません。
3級から受験するのがオススメ
趣味で中国語を勉強している人は、3級から受験するのがオススメです。
理由は
- 日本でも学べるレベル
- 履歴書に書けるレベル
だからです。
どんな資格でも、履歴書に書けるのは「3級から」とされています。
それよりもレベルの低い級をドヤ顔で書いていては、逆に恥ずかしいですよ。
3級は日本でも学べるレベル
先ほど見て頂いたように、中国語検定3級は「一般大学の第二外国語における第二年度履修程度」のレベルです。
日本でも勉強できるレベルという事です。
私は留学前に中国語を独学していた頃、3級に合格しました。
3級なんて、独学で合格できるレベルです。
ちなみに私は、
- 『はじめての中国語』
- 『これで分かる中国語』
- 『NHK中国語講座テキスト』1年分
- 『中国語検定3級対策本』
このくらいやりました。(本のタイトルは例ですが)
恐らく、皆さん同じような道を辿ると思います。
これだけやれば、きっと3級に合格できますよ~。
4級では簡単すぎて、受けるだけ受験料の無駄ですね。
その受験料で台湾へ行き、生の中国語に触れる方がマシです。
私は一番下の級から受けたいの!という人へ
そう思っている人は、どうぞどうぞ。
別にこの記事の通りにしなくてもいいんですよ?
何級を受けるかなんて、その人の自由ですから。
しかし、受験もタダでできる訳ではありませんよね。
受験料が必要です。
それなら、価値のある級を受けて、一発合格を目指した方がいいじゃないですか。
そもそも、中国語を勉強している目的は「中国語が出来るようになる事」であって、「検定に合格する事」ではないはずです。
例えば、4級を受験して合格して、1年後に3級に合格した場合。
その4級の合格証書は意味を成さなくなります。
3級という1つ上の級の合格証書があるのですから、4級の合格証書は必要ありませんよね。
その場合、4級の受験料が1年で無駄になってしまうという事です。
「資格試験慣れ」をしている人は、これが分かると思います。
民間の資格試験というものは、主催者の金儲けです。
養分になるのではなく、きちんと自分の頭で考えて下さい。
まとめ
実は私、留学前に独学で3級に合格した時、調子に乗ってそのあと2級を受けたんですけど、惨敗しました(笑)
その時の私には難しすぎましたね。
留学後に2級を受けて合格しましたが。
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