漢字表記は同じでも、日本語と中国語で意味が異なる単語があります。
この記事では、「その日本語では台湾人に伝わらないぞ」という単語を集めました。
その意味の事を言いたい時、中国語で何て言えばいいのかも紹介するわよ。
特に、ホテル・飲食店・お土産物店・百貨店等のスタッフの方が、筆談で使いそうな単語を集めました。
訪日台湾人・中国人への対応をされている方、必見です。
日本語と中国語で意味が異なる単語10選
※以下、台湾人と書いていますが、中国人に対しても同じです
1.小人(こども)
中国語での意味:器の小さい人、卑しい人
「大人」は中国語でも同じ意味です。
しかし「小人」には中国語で「こども」という意味はありません。
2.有料・無料
中国語での意味:有料=巨乳、無料=貧乳
中国語での有料/無料は、「中身(教養)がある/ない」という意味。
胸の中身という意味で「胸がある/ない」という意味でも使われています。
ですから、台湾人が「完全無料」という字を見ると、「完全に胸が無い?」と思ってしまいます。
3.留守
中国語での意味:ここにいます(ここに留まって、ここを守る)
真逆の意味ですね。
ですから、「只今、留守にしております」という貼り紙を台湾人が見ると、「今、ここにいる」と思ってしまいます。
4.用意
中国語での意味:意向、意図(意を用いる)
「こちらの商品をご用意致しますね」という意味で「用意」と筆談しても、台湾人には伝わりません。
5.怪我
中国語での意味:私のせいにする
これは中国語を勉強している人の間では有名な、「日本語と中国語で全く意味が違う単語」の一つ。
店内で子供が走って転んで、「怪我はない?」という意味で「怪我?」と筆談すると、「(あなたが転んだのは)私のせい?」と聞いている事になってしまいます。
6.大丈夫
中国語での意味:立派な男性、男らしい男性
「丈夫」のみだと、「(配偶者という意味の)夫」。
つまり、「怪我、大丈夫?」と筆談すると、全く違う意味なので、全く伝わりません。
7.有難う(ありがとう)
中国語での意味:難有り
良かれと思って、「ありがとう」を漢字表記で「有難う」と書いても、台湾人には伝わりません。
8.立入禁止
「立入」は、中国語の単語としては存在していないようです。
中国語の観点から読むと、「立って入るの禁止」という意味に。
「じゃあ、ほふく前進で入るのはいいの?」というような、「立って入るのはダメだけど、他の方法ならいいよ」というニュアンスになってしまいます。
「立入禁止」の中国語は、一般的には「請勿進入」。
9.湯
中国語での意味:スープ
「熱湯」も、「熱いスープ」という意味に。
10.餅
中国語での意味:クッキー
食品を売る場所で働いている日本人の皆さん。
台湾人から、「餅」と筆談された時は、要注意です。
その台湾人は、「クッキー」を探しているかもしれません。
店員が台湾人客と筆談する時のポイント
漢語を使って筆談しましょう。
例えば、
「袋、要りますか?」
↓
「袋必要?」
「売り切れました」
↓
「完売」
など。
語順は日本語の語順で構いませんので、漢語を使うことが重要です。
まとめ
日本語と中国語、同じ字で同じ意味の単語もあれば、同じ字で違う意味の単語もあります。
そこが中国語学習の面白さ。
漢字で何となく理解しているだけでは、真の意味が分からないのです。
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