台湾や中国、韓国あたりでは、「同じ名字の人と結婚してはいけない」と広く信じられてきました。
これらの国では、その昔、血縁関係のある一族は同じ名字を名乗っていたからです。
「同じ名字だと、数百年前には血縁関係があった」事になるからです。
しかし、それも今は昔。
現在では、気にする人は減っているようです。
2016年7月21日に台湾の女優・陳妍希(ミシェル・チェン)と中国の俳優・陳曉が結婚式を行いました。
それに関連して、台湾のネット掲示板に「同じ名字でも結婚できるの?」というスレッドが立ち、話題だったので紹介します。
同姓不婚
スレ主の話。
陳妍希と陳曉が結婚したわね。
とても素敵な結婚式だったわ。
でも、うちの両親はこのニュースを見て、『同じ名字なのになんで結婚してるの?』って言ってた。
妹は『陳曉は中国人で、陳妍希は台湾人だから別にいいんじゃないの?』と言ったけど、両親は納得してないみたい。
私は大学一年生の時の事を思い出した。
私は同じ大学の彼氏がいて、その彼氏は私と同じ名字だった。
付き合って半年経った頃、彼氏を両親に紹介した。
彼氏が自己紹介をしたとき、両親の顔色が変わった。
彼氏もそれを察したようで、なんだか気まずい時間になってしまった。
両親は私に『なんで同じ名字の男と付き合ってるんだ、いますぐ別れろ』と言った。
私は両親がそんなに気にしているなんて知らなかった。
私は何度も両親と話し合ったけど、両親はずっと反対していた。
両親は彼氏に電話をかけて脅したりするようになった。
私は頭にきて家出をした。
最終的に私たちは別れたけど、彼にはとても申し訳ない事をしたと思っている。
両親は私たちが別れた後もその事を信じず、こっそりと私の後をつけて、その彼に会っていないか確認していた。
はぁぁ・・・。
台湾は夫婦別姓
台湾では、夫婦別姓です。
子供の名字は、父母のどちらの姓を名乗ってもいいとの事。
昔は、「父親の姓を名乗る」と決まっていたようです。
現在でも、習慣的に父親の姓を名乗る事が多いようです。
ちなみに言っておきますが、台湾では夫婦別姓ですが、家庭内での力関係は夫の方が強いです。
姑の言う事は絶対、夫は姑の味方、「嫁は他人」という意識が強いです。
家計管理も夫、何かの決定権も夫。
「台湾では女性の社会進出が進んでいるし夫婦別姓だけど、家庭内では夫の方が強い」んですよ。
日本の女性が求めているような、「夫婦別姓で家計管理をする専業主婦の妻」ではないんですよ。
台湾ネット民の反応
「反対している理由は何だろう?私の彼氏も私と同じ名字だけど、うちの70歳のおじいちゃんでもそんな事気にしてないよ。家系図を見て、おそらく血縁関係はないだろうって言ってた」
「法律上は六親等以上なら結婚できるよな」
「俺の両親は名字が“陳”。兄嫁も“陳”。俺の今の彼女も“陳”だよ」
「今でもそんな人いるんだ= =」
「年の差が3歳・6歳・9歳だと結婚できないってタブーも昔はあったね」
「俺も、同じ名字という理由で彼女の親に反対されて別れたことある」
「私も小さい頃から親に『同じ名字の人とは結婚するな』と言われてきたわ。私自身の考えでも“できれば避けたい”と思ってる」
「私の両親は同姓で出身地も近いよ」
「同じ名字の人と結婚してはいけないっていうけど、その範疇に入ってるのは父親の名字だけなんだよなぁ」
まとめ
迷信とは、年配の人ほど気にするものです。
「私は気にしないわ!」という人は気にしなくていいのです。

参照元:同姓氏不能在一起
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