台湾の中部・南部・東部などから、親元を離れ台北で生活している人はたくさんいます。
しかし、憧れの台北に住んでみると、嫌いなところも出てくるんです。
台湾の蘋果日報が、地方から台北に来ている人に行なった「台北の嫌いなところ」アンケート。
その結果が公表されていました。
内容がとても面白かったので紹介します。
記事タイトルでは、便宜上、「台北へ上京」と書きました。
「台湾の地方から、就職や進学のため台北へ行く」事を、中国語で「北漂」と言います。
台北を嫌いな理由10選
1.どこでも渋滞
都会ならどこでもそうですが、ラッシュ時の渋滞は避けられません。
台北はとても狭い上に人が多いため、通勤時間帯には渋滞するんです。
百貨店や映画館、夜市周辺も常に車が多いですね。
2.駐車スペースを探すのが難しい
基隆から来た人は、「台北は基隆より駐車スペースを探すのが何倍も難しい」と。
3.一方通行が多い
台北には一方通行の道路が多く、道を間違えたときには大変。
たくさんの地方出身者が不便に思っている事の一つ。
4.ほとんどの道路でスクーターは二段階右左折しなければならない
一方通行の他に、二段階右左折をしなければならないのが面倒なようです。
地方出身で台北でスクーターに乗っている人は、「最初は慣れなかった!」と言っています。
5.エスカレーターでは右側に並ぶ
台北では、地下鉄や百貨店でエスカレーターに乗る時には、右側に並びます。
台北は急いでいる人が多いので、片側は空けておくのです。
6.生活リズムが速い
エスカレーターでは、急いでいる人のために左側を空けている。
台北の人は、歩くのが速い。
高雄出身者「スクーターに乗っていると、後ろの車に急かされている感じがする。ゆっくり走っていると、クラクションを鳴らされる。初めて台北でスクーターに乗った時はとても驚いた。」
7.赤信号が長い
台北は交通ルールが多い事に加え、赤信号が長いんです。
だいたいは60秒、大きな道路だと90秒あります。
赤信号に捕まったがために、出勤時間にタイムカードを押すことができず、皆勤手当てを貰う事ができなかった人も。
8.どんなときも行列に並ぶ
台北では、映画チケットを買うのにも行列、イベントにも行列、セールや美食にも行列。
何店舗も先のお店まで列が続いている事もしばしば。
南部人「台北では、美容院も歯医者も1か月前には予約しておかないといけない。南部でも予約しないといけないけど、そんなに早くからはしない」
9.物価と不動産価格が高すぎる
現在、台湾全土で物価が上昇しています。
台北では、もともと物価が高かったのが、さらに上昇しています。
不動産価格も上昇しており、「若者が一生働いてお金を貯めても、台北で買えるのはトイレのみ」と言われているほど。
賃金はそれほど上昇していないため、給料の半分近くを大家さんに持って行かれ、台北での生活は苦しくなるばかり。
10.丹丹漢堡がない
高雄や台南など、南部で展開しているハンバーガー店「丹丹漢堡」。
台北にはお店がないんです。
まとめ
都会で親のお金で生活している人や旦那のお金で生活している人には分からないでしょうね。
地方から出て来た人は、それだけであなたの100倍は苦労しています。
あなたはどんな苦労をしましたか?
参照元:超中肯!討厭台北的10大理由
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