花蓮にはたくさんの台湾原住民アミ族の人たちが住んでいるため、至る所でアミ族の文化を知ることができます。
今回ご紹介する牛山呼庭もアミ族の文化に触れるための観光地です。アミ族の文化的建造物や食事をいただくことができるレストランなどがあります。
牛山とは牛を放牧している放牧地のことで、呼庭とはその放牧されている場所のことをアミ族の言葉でHuting(フーティン)というため呼庭という字があてられたそうです。そしてフーティンという言葉には自由自在、何の思い煩いもない場所という意味もあるようです。
ただ、昔は放牧されていた牛たちも今はいなくなり、見ることはできなくなりました。ちなみに一頭だけヤギが施設内にて飼われています。
園内に入る前にまずは入場料ひとり50元を払います(6歳以下と70歳以上は無料)。
しかし、中のレストランで使うことができる50元分の消費券がもらえるので、実質の入場料はなしといってもいいかもしれません。
庭園内にはいると大草原と大海原が広がっています。大草原の中で寝ころんでゆっくりしたり、海で思いっきり遊んだりしたくなりますね。夜には草原に寝転がって星を眺めると、きれいな星が見えそうです。
牛山呼庭では簡単な小屋が民宿としても提供されています。夜は自然の風を体感し虫や鳥の鳴き声や波の音を満喫しながら眠りに就くことができるでしょう。
中には木工芸術品がたくさん飾られています。作品の多くは流木を用いて作られているそうです。牛山という名前にちなんで牛をモチーフにしたものからアミ族の文化をうかがえるようなものまでいろいろあります。