ひとくちに中華料理と言っても、北京料理、四川料理、上海料理、広東料理など、中国はとても広いのでいろいろな種類の料理があるんですよね。そして全体的に味が濃くて脂っこい。でも、雲南料理はとてもあっさりしていて、日本人の口にも合うんです。
ここ人和園雲南菜の名物料理である過橋麺は、スープ・肉・麺・野菜が別々の器で運ばれてくるんです。なにこれ?と思うかもしれませんが、これは熱々のスープの中に、肉→麺→野菜を入れて、肉に火が通ったら食べるという料理。
この食べ方はその昔、雲南の夫婦の奥様が橋を渡って毎日旦那にお弁当を届けていたが、いつも冷めてしまうことに悩んでいた。そんなとき、スープに油で膜を張ると油膜のおかげでスープが冷めず、麺と具を後から入れれば温かくできたての料理を食べられたという言い伝えから来ています。