台湾の「米苔目(ミータイムー)」。米粉からできている麺で、見た目は「うどんの短いもの」という感じ。
この米苔目、台湾では麺料理として茹でたり、炒めたり、スイーツとしてかき氷のトッピングにしたり、甘いシロップに入れたりと、万能なものなんです。
もともとは客家民族がうどんのような麺料理として食べていました。
台湾ではそれにプラスして、かき氷のトッピングや甘いシロップに入れるというスイーツ的食べ方が広まったようです。

右下の白い麺が米苔目/聯合報系
米苔目はスイーツ?麺料理?
台湾のネット民が「同僚と話していたら、同僚は米苔目は麺料理だと言っていた。でも私はいつもかき氷のトッピングにしているからか、スイーツだと思っている。みんなはどう思う?地域によって違うのかな?」と書き込み、話題だったので紹介します。
彰化人:スイーツ
「米苔目はスイーツだよ」
「小さい頃からスイーツとして食べている。麺料理だとは思っていない」
台中人:スイーツ
「前に台南へ行ったとき、麺料理の米苔目があったけど、食べたいとは思わなかった」
「麺料理の米苔目なんて見たことない」
台東人:麺料理
「台東では麺料理。スイーツ米苔目を食べたことあるけど、変な感じだったわ」
桃園人:麺料理
屏東人:麺料理
「屏東の里港郷士庫村ってとこにある米苔目屋さんは超おいしいよ」
宜蘭人:スイーツ
「夏に米苔目+粉条(でんぷんで作られている、ところてんのようなもの)+甘いシロップで食べるのが最高!」
(羅東は違うらしい)「宜蘭ではスイーツかもしれないけど、羅東では張秀雄米苔目という麺料理屋が有名だよ」
台北人:どっちでもいいよ
「大人になって台北に来たとき、初めて麺料理の米苔目があることを知ったわXD」
「台北人は夏はスイーツとして、冬は麺料理として食べるよ」
「私はスイーツ派!」
「台北生まれ台北育ちの38歳だが、麺料理の米苔目は食べたことない」
「どっちでもいいけど、どっちでもおいしいものは少ないんだよなぁ」
「どっちでもおいしいよ!」
まとめ
桃園、新竹、屏東、高雄は客家民族が多いので、麺料理の米苔目のほうが比較的食されているようです。
スイーツとしても麺料理としてもOKな米苔目。
どちらが自分の口に合うか、実際に台湾に行って確かめてみてください。