それではいよいよ熱気球フェスティバルの会場、鹿野高台へ!
実は熱気球を飛ばしているのは早朝もしくは夕方のみなんですよ。
1日中飛ばしているわけではないんです。
朝5:00のバスでホテルから会場へ
熱気球フェスティバルの開催時間は下記のとおり。
AM5:00 | チケット販売開始 |
AM5:30-7:30 | 熱気球見物 |
AM7:30 -PM16:00 | 中休憩 |
PM16:00 | チケット販売開始 |
PM17:00-19:00 | 熱気球見物 |
早朝と夕方の時間なら風が無く、熱気球が安定しやすいんだとか。
ホテル(鹿鳴温泉酒店)のフロントで送迎バスの予約をしました。
バスの時間は朝4:30と朝5:00の2便。
早い、早すぎる・・・。
私たちは5:00の便を予約し、4:00に起床!
ちなみに朝ごはんは熱気球フェスティバルから帰ってきてからいただきます。
さすがにこの時間ではホテルのレストランも開いていません。
ホテル近くにはコンビニも朝ご飯屋さんも小吃店も何もないので、お腹がすくと思う人は前日のうちに何か買っておきましょう。
台湾は日本より南に位置するためか、日本よりも日の出が遅く、真夏の朝5時だというのに空はまだかなり暗い!
バスに乗り込むと、運転手さんが人数の集計を行いながら、まだ2人来ていないけど、もう少し待ったら出発するからね、と話してくれました。
この時間なので、乗り遅れる方がいるのは日常茶飯事なんでしょうね。
結局その2人は現れず、バスは少しだけ遅れて出発しました。
鹿野高台に到着!
バスで10分ほど走ると鹿野高台に着き、その頃には日が昇っていました。
昇ってくるのがとても早く感じたのは、高台へ上がってきたからかもしれませんね。
立地的にも、時間的にも、日中の暑さからは想像できないほど涼しく、カーディガン1枚くらいは必要(むしろそれじゃ足りないくらい)で、完全に格好を間違えた私は無駄にテンションを上げて動き回り、なんとか体温を保つという荒技でしのぎました(笑)
都会の人は山の中が寒いって知らないんですよねぇ。
風が強いと熱気球をあげることができず、風待ちで気球がなかなか上がらないときもあるんです。
そんなときは待っている間に体が冷え切ってしまいます。
想像よりもずっと寒いので、上着は必須です。
それから、傾斜の地面に座って待たなければいけないので、女性の方、スカートは×。
ズボンで行きましょう。
更に、座っている間に朝露を含んだ植物でお尻が濡れてしまわないよう、シート(なければコンビニなどのビニール袋)を持って行くのが良いでしょう。
空気がとてもおいしく、朝早いので清々しく気持ちいいです。
さて、気球がよく見える場所に陣取り、ぼーっとしていると、誰かがマイクで話していることに気づきました。
ステージが設置されていて、その付近でセグウェイに乗ったDJがあちこち移動しながら気球の離陸準備を待つ観衆に話しかけています。
このときステージの方へ行って誕生日や記念日、プロポーズのサポートを頼めば、快く引き受けてくれるそうです。
大勢の観衆とファンタジックな気球の群れに祝ってもらいたい方はどうぞ!
肝心の熱気球は・・・
当日はいつもより風が強く、熱気球を飛ばすことが難しかったようです。
DJによると、南北に跨るこの山脈では、東西の風が一番危険らしく、この日はちょうどその東西に吹く風。
1時間待っても、1つも揚がりませんでした。
ですが、雲の滝と呼ばれる特別な現象(雲海の友達みたいなもんです)を見ることができ、みんなたくさん写真を撮っていました。
その後、風が止みつつあったので、気球が続々と地面に広げられていきました。
この鳥はコウノトリで、ブラジルのチームが持ってきているそうです。
遠くからご苦労様です……と思っているうちに、写真左の緑と黄色の気球が、さっと飛んでいきました!
何の前触れもなく飛び立ったかと思うと、もうどこかへ行ってしまいました。
会場にいたセグウェイに乗ったDJと、なかなか飛べないコウノトリ。
どうしても風がおさまらず、危険で飛べないとのこと。
自分の体で感じる風はほとんどなく穏やかなものですが、やはりダイレクトに風の影響を受ける気球はこれでも飛べないのでしょう。
結局2時間も待ちましたが、飛んだ気球は先ほどの気球一つで、他の気球は諦めて片付けを始めてしまったので、私たちもホテルに戻ることにしました。
頑張って早起きしたのに、残念!
まだ諦めないで!
しかし、気球を飛ばすのを諦めたからと言って、このまま引き下がる気球乗り達ではありませんでした!
帰りのバスを待っていたところで、突然轟音が鳴り始めたので、慌てて振り向くと……なんと、こんなサービスを展開し始めていました。
観光客を乗せて、ファイヤーしまくる気球乗り達。
あちこちで轟音と炎が上がっています。
気球が見られなかった代わりに、彼らの男気とサービス精神が見られたような気がしました。
天候がよければこんな感じ
ちなみに、風が強くなく天候に恵まれれば、こんな絶景が見られるそうです。
後日、別の友人が訪れた際に撮れたという写真を掲載しておきます。
これだけ気球が上がると壮観ですね!
これは肉眼で見たかった!!
気球同士でぶつからないんだろうか……と思いよく見ると、ワイヤーが付けられていて、遠くへ飛んで行かないように工夫されています。
常にシャッターチャンスというわけですね!
このようなキャラクターの気球もあるようです。
交通情報
私たちはホテルから送迎バスがありましたが、他のホテルに泊まった場合どうやって会場に来たらいいのかお伝えします。
でも、台東のほとんどのホテルで、往復200~500元くらいで送迎があると思うので、あまり心配しなくてもいいでしょう。
タクシー
タクシー乗り場。
鹿野駅まで240元、関山駅まで400元、台東駅まで600元、台東空港・台東市観光案内所・池上駅まで660元。
明瞭会計で好感が持てますね。
初めて訪れる観光客でも安心です。
鹿野高台から帰る際は、タクシーを電話で呼ぶこともできるようですが、ここは客待ちのタクシーがたくさん来ているので、その必要はなさそうです。
台湾好行バス
台湾好行バス縱谷鹿野線が鹿野高台~台湾鉄道鹿野駅~台湾鉄道台東駅や台東の観光スポットを走っていますが、本数がとても少ないので、鹿野高台まではやはりホテルからの送迎もしくはタクシーがおすすめです。
ちなみに、2015年9月~2015年11月30日まで、「台湾好行シャトルバス・縱谷鹿野線」ご利用者へ向けたプレゼントキャンペーンがあります。
「台湾好行シャトルバス縱谷鹿野線1日券の乗車チケットと台東までの台湾鉄道のチケット」または「台湾好行バス縱谷鹿野線1日券の乗車チケットと台東までの台湾国内線航空券」を、台東バスターミナルまたは台東空港サービスカウンターに持っていくと、市価590元の原住民手作り工芸品のプレゼントがあります。
台湾好行バス縱谷鹿野線は南王部落、原生植物園、初鹿牧場などにも走っていますので、台東観光には便利なバス路線です。
次回はホテルの朝ごはんを紹介します。
<公式サイト>
臺灣熱氣球嘉年華-Taiwan Balloon Festival
鹿鳴溫泉酒店(日本語あり)